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マラウイ共和国の政治、経済

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 マラウイは政治的には比較的安定していますが、5月に大統領選挙があり、アーサー・ピーター・ムタリカ(H.E. Prof. Arthur Peter MUTHARIKA)   が当選しました。しかし、前々大統領の時から、中国との結びつきが強く、以前あったヨーロッパ諸国からの支援が閉ざされ、主な輸出品であったタバコが価格低迷しているため、転作を強いられ、タバコ農家は苦しい状況となっています。
 それに変わって、綿花の栽培により、綿と綿花から取れるオイル生産を中国企業との間で進めているようです。ウラン鉱の採掘権などはオーストラリアの会社が政府と契約をしていましたが、二月に活動一時停止となっています。しかし、ウラン鉱のあるカロンガでは数年の間に極度のインフレが進んでおり、物価や土地の値が高騰しています。一方、ほとんどの自給自足の住民は豊かさを享受できないで、苦しい状況が続いています。現地通貨はクワッチャ安が続き、7年前に比べ、1/5の価値になっています。ここのところ、1USドル=K400〜420(クワッチャ)で落ち着いていたのですが、9月以降急激なクワッチャ安となり、1US$=K500です。
 隣国、タンザニアとの間には、湖の中の資源をめぐり国境問題もありますが、それほど緊迫した状況ではなく他の隣国、モザンビーク、特にザンビアとは友好的な関係です。
  南アフリカからの輸入が多く、ビジネスをしたり、移住したりする人達も多くいます。